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みみずコンポスト |
みみずコンポストの仕方
みみず箱の置き場所
みみず箱は、室内、押し入れ、物置、アパートやマンションの廊下、ベランダ、おどりば、庭、軒先、ガレージなど、様々な場所に置くことができます。大切なことは、みみず箱の中の温度が30度を越えず5度以下にならず、雨が降ってもみみず箱に水が入らないことです。
屋外に置く場合は、直射日光が当たらず、雨が降っても水が入らない所が良いでしょう。
気温が30度を越えても、みみず箱の中が十分湿っていれば気化熱を奪われ、みみず箱の中の温度は低くなります。
冬の気温が5度以下になる地域では、みみず箱を室内に入れるか、熱帯魚や小鳥用のヒーターを工夫して暖房してやることもできます。漏電には十分注意して下さい。ヒーターを入れず5度以下になるとみみずは冬眠状態になりますが、気温が暖かくなると起きてきて生ゴミを食べてくれます。
ブロックなで屋外にみみず箱を作る場合は、直射日光や雨の当たる場所でもベニア板などで蓋を作れば大丈夫です。
みみずを入手する
みみずコンポストには、通常シマミミズを使います。70年代のアメリカでは、アカミミズもみみずコンポストに使えるとされていましたが、実際調べてみるとシマミミズばかりだったそうです。できるだけシマミミズを入手してみみずコンポストを始めるのが良いでしょう。
庭や畑の土に棲息するみみずは、食べ物と一緒に大量の土を飲み込み、巣穴を作る習性があります。巣穴を壊されると、逃げ出したりします。土を入れないみみずコンポストには、不向きです。
シマミミズは、コンポスト、堆肥、馬糞、牛糞の中にいます。しかし、みみずコンポストに使うのに十分なだけのみみずを見つけるのは大変なことです。釣り餌用や、みみずコンポスト用のみみずを買って始める人もいます。(何用でも、シマミミズなら大丈夫です。)
通常500グラム以上のみみずで始めれば良いですが、それ以上でも以下でも構いません。ミミズコンポストをすると言うと3000匹ものみみずを買うように薦められることがありますが、その必要はありません。なぜならば、条件さえ整えてやればみみずはものすごいスピードで繁殖するからです。でも、スペースと食べ物が限られているので、増えすぎることはありません。(最初からたくさんの生ゴミを処理させなければいけないのなら、たくさんのみみずが必要です。)
釣り餌用のミミズは数十匹で270円〜350円程度で売られていて、中国産のものや日本産のものがあります。種類としてはシマミミズなので合格ですが、みみずコンポストは一般的に規模が小さいほど難しいとされています。
詰め物を用意する
みみず箱には、みみずと生ゴミ以外に、湿った詰め物を入れます。詰め物には、新聞紙、ココナッツ繊維、ピートモスなどが使われます。みみず箱の中では、みみずが生ゴミを食べる前に、まず微生物が生ゴミを処理し、柔らかくします。その際に、炭素源となるものが必要になります。詰め物の新聞紙などが、この炭素源になります。
最初にミミズ箱をセットアップするときは、ミミズ箱の底にココナッツ繊維を入れ、そこにミミズや生ゴミを入れ、一番上に新聞紙を載せるとやりやすいでしょう。ココナッツ繊維が必要なのはセットアップ時だけで、後から随時追加するのは新聞紙だけで構いません。
ココナッツ繊維は、園芸店やDIY店などで入手できます。
みみず箱の準備をする
ココナッツ繊維を水で戻したものを、みみず箱に3〜5センチ(20センチ程度入れても可)入れる。
その上に用意したみみずを入れます。みみずは光が嫌いなので、30分もしないうちに全部下にもぐっていきます。
みみずがすべて下に隠れたら、生ゴミを入れます。生ゴミを入れたら、上に裂いた新聞紙を「たくさん」かけて、上から生ゴミが見えないようにします。上から生ゴミが見えると、ハエが集まる原因になります。新聞紙には、スプレーやじょうろでよく水をかけます。
生ゴミを入れる
24時間あたりみみずの総体重の半分を目安に、3日〜1週間に一度の目安で生ゴミを入れます。ミミズは引越しが苦手なので、最初のうちは食欲がないかもしれないので、ミミズの食欲に合わせて生ゴミを入れます。
生ゴミを入れるたびに、底から混ぜ返すと通気が良くなります。
肉や魚類でもミミズは喜んで食べます。ただし悪臭の原因になったりハエが来りするのでミミズ箱には肉や魚は入れない方がいいでしょう。どうしても入れたい場合は、1年間肉や魚を入れずにミミズコンポストをして四季を通してミミズ箱の正常な状態がわかってから、少しづつ入れてみましょう。
ハエ防止対策
みみずコンポストをすると、野菜と一緒にトビムシやダニが入って来ます。また、どこからともなくショウジョウバエなどの小バエもやって食ることがあります。これらの生物は、ほとんどはみみずや微生物のコンポスト事業に協力してくれるありがたい虫たちです。室内でみみずコンポストをする場合は、ハエが発生するのはやはり困ります。新聞紙を十分に入れ、生ゴミを入れ過ぎないように注意しましょう。
必要に応じて詰め物を追加する
みみずは詰め物も食べてしまいます。実際は、みみずよりも微生物の方が詰め物を食べているのかもしれません。とにかく、詰め物はだんだん減っていくので、時々足してやらなければなりません。新聞紙を足す時は、いちいち湿らさなくてもみみず箱の中の水分で、自動的に湿っていきます。生ゴミが、いつも十分に分厚く新聞紙で覆われているようにして下さい。
ココナッツ繊維と新聞の帯の両方を詰め物に使った場合、みみずは先にココナッツ繊維を食べます。最初は新聞紙には見向きもしませんが、心配いりません。ココナッツ繊維がなくなるまでは、新聞紙が圧縮してつぶれないよう、時々割り箸などでつまみあげ、ほぐしましょう。新聞紙が生ゴミで汚れてきて、ハエの侵入が気になる場合は、厚手の黒いゴミ用のビニール袋などを折りたたんで、上に敷いて下さい。ただし湿度の高いときや暑いときは、ビニールをとりはずし換気をよくしましょう。
みみずコンポストをしてしばらくすると、みみず箱の中に水が溜まってきます。この水は、野菜や詰め物の水分、みみずの尿、微生物が野菜や詰め物を分解した時に発生する水などが集まって出来たものです。みみずの分の栄養分を溶かし込んでいるので、肥料としての価値があり、液肥(液体肥料)と呼ばれます。
みみず箱の中の水には十分に酸素がなく、たくさん溜まるとみみずが溺れてしまいます。何かの方法で、この水を排水しなければなりません。
排水方法(その1)「乾燥した新聞紙の帯を足し、かきまぜる」最も簡単なやり方です。
排水方法(その2)「みみず箱の底に穴を開ける」底の穴から出た水がどこへ行くかを考えなくてはなりません。みず箱の底に小さな穴をたくさん開け、ブロックなどの上に置き、屋外に置くこともできます。またの真ん中に大きな穴をひとつ開け、台所のゴミ取りネットをはめこみ、みみず箱の下に一回り小さい容器を置いて、液肥を溜めることもできます。その場合は、時々液肥入れをチェックして、出してしまわなければなりません。
排水方法(その3)「みみず箱の側面下部にひとつ穴を開け、普段はゴム栓や粘土で栓をしておく」きちんと栓ができれば問題ありません。時々栓を開けて、液肥を出します。
その他にも、いろいろやり方があります。「生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方;ミミズコンポスト完全マニュアル」((株)ヴォイス 佐原みどり著 1800円)をご覧ください。
収穫する
それぞれの条件によって異なりますが、みみずコンポストを始めて3ヶ月〜6ヶ月ほどすると、容器の中にたくさんの土が入ったように見えてきます。これは、みみずの糞がたくさんたまっている証拠です。ミミズの糞がたまりすぎると、環境が悪くなりミミズが死ぬことがあります。そうなる前に、みみずの糞やみみずコンポストを取り出す必要があります。
市販のみみず箱を買った人は、説明書に従って、みみずの糞やみみずコンポストを取り出して下さい。
収穫方法(その1)「ビニールシートに山を作る」晴れた日に、屋外に大きなビニールシート(ピクニック用のものや、分厚い黒いゴミ袋を広げたものなど)を広げ、その上にみみず箱の中身を全部空けます。それを、10ほどの小山に分けます。みみずは光が嫌いなので、山の中にもぐっていきます。みみずが見えなくなったら、山の外側をこそげるようにしてどけます。そうすると、外に顔やお知り(?)を出してしまうみみずもいますが、皆あわてて中に入って行きます。すべての山の外側をどけたら、最初の山に戻り、また同じ作業を繰り返します。これを何度か繰り返すと、最後にはみみずが残ります。
上記の方法だと、収穫できるのは、みみずコンポストです。みみずコンポストには、未処理の生ゴミも入っていますが、そのまま肥料として使う事ができます
収穫方法(その2)木枠に網戸の網を張り、そこにみみず箱の中身を少し入れ、ふるいにかけます。みみずの糞は下から落ち、未処理の生ゴミやみみずは上に残ります。
収穫方法(その3)深さ10センチほどの容器の上にちょうど重なるぐらいの深さ5センチほどの1�程度の金網の容器をのせます。網の箱の中に薄く(5センチ程度に)ミミズと
糞土を敷いてください。するとミミズが自然に網を通り抜け選別されます。(札幌で大型のみみずコンポストで産業廃棄物を処理されている長根産業さんに教えていただきました。
その他にも、いろいろやり方があります。「生ゴミを食べてもらうミミズ御殿の作り方;ミミズコンポスト完全マニュアル」((株)ヴォイス 佐原みどり著 1800円)をご覧ください。
最初と同じようにみみず箱に詰め物を入れ、集めたみみずを入れ、みみずコンポストを始めます。
(C) 1999-2008 みみずコンポスト振興会